・2023年5月25日、東京株式市場の日経平均株価は、前営業日比で118.45円上昇し、3万0801.13円で終了。
・反発の要因として、半導体関連銘柄の堅調な動きが挙げられる。
・米債務上限問題に対する先行き不透明感はあるものの、円安や好調な売上高予想の影響もあり、日経平均は上昇した。
日経平均は反発、主力の半導体関連が指数押し上げhttps://t.co/26IDscQCA9
— 黒井五郎(News U.S.) (@goro_newsus) May 25, 2023

2023年5月25日、東京株式市場では日経平均株価が前営業日比で118.45円上昇し、3万0801.13円で取引を終えました。米国の債務上限問題に関する懸念がありましたが、主力の半導体関連株が堅調だったことで指数全体が押し上げられました。
日経平均は小幅に下落してスタートしましたが、その後プラス圏に浮上し、後場に入ると日中高値を更新しました。米国のNVIDIAが好調な売上高予想を発表し、時間外取引で急騰したことで、東京市場でも主力の半導体関連株が買われ、指数をけん引しました。ただし、大引けにかけては上げ幅を縮めました。
ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは、「今日は為替の円安と半導体株の上昇に支えられて日経平均は上昇しましたが、まだまだ不安定な状況が続いています」と指摘しています。米国の債務上限問題や海外景気への懸念がくすぶっており、外部環境で悪材料が出た場合は日経平均が急落する可能性があると述べています。
日経平均は反発しましたが、TOPIX指数はマイナスとなり、東証プライム市場では値下がり銘柄が先行したため、「やはり米国の債務上限問題への警戒感は強まりつつある」との声もありました。
個別銘柄では、アドバンテストが16.2%上昇し、東京エレクトロンも3%上昇しました。これらの銘柄が指数を210円程度押し上げました。一方、ファーストリテイリングは0.4%下落し、リクルートホールディングスは2%下落し、川崎汽船は4%下落しました。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが726銘柄(39%)、値下がりが1010銘柄(55%)、変わらずが99銘柄(5%)でした。
終値は以下の通りです:
日経平均: 30801.13円 (+118.45円)
TOPIX: 2146.15ポイント (-6.25ポイント)以上が、2023年5月25日の東京株式市場の動向です。



