- 日経平均株価、バブル後最高値を再び更新
- 大幅な値上がりで一時600円超えも
- 市場関係者には警戒感
日経平均株価は一時的に600円以上上昇し、終値ベースでも3万3500円を超えて、バブル期以降の最高値を更新しました。午前9時の取引開始直後から買い注文が相次ぎ、株価は急激に上昇しました。
株価上昇の要因の一つは、前日に発表されたアメリカの5月の消費者物価指数です。物価上昇の幅が小さくなったことから、アメリカの中央銀行であるFRBが利上げを見送る可能性が高まり、景気後退への懸念が和らいだため、市場に買い注文が集まったようです。
ただし、市場関係者は上昇に対して警戒感を抱いており、「何かしらのきっかけがあれば、急激な調整が入る可能性もある」と指摘しています。
今後の株価の動向には、アメリカの金融政策を決める会合や日本の日銀の金融政策決定会合などのイベントが影響を与える可能性があり、市場は緊張状態が続くとのことです。



