・独DeepLが日本語翻訳に敬体(です・ます)と常体(だ・である)の切替機能を追加
・DeepL Proの契約者はウェブ、デスクトップアプリ、APIで利用可能
・敬体・常体の切替により翻訳全体の語調が調整され、31言語中韓国語を除く言語で利用可能
DeepL Pro、日本語翻訳で「です・ます」「だ・である」切替可能にhttps://t.co/o95vlBqgNJ
— 黒井五郎(News U.S.) (@goro_newsus) May 25, 2023
DeepLは、日本語の翻訳結果において、敬体(です・ます)と常体(だ・である)の切り替えが可能な機能を追加しました。これにより、DeepL Proの契約者は、ウェブ、デスクトップアプリ、およびAPIを介して日本語の翻訳結果の語調を統一することができます。
DeepLは、2020年5月からフランス語、オランダ語を含む8か国語において敬称と親称を切り替える機能を提供しており、今回の敬体・常体機能は、それと同様に翻訳の語調を調整するオプションとなります。
DeepL翻訳のウェブページでは、翻訳結果のウィンドウ右上のドロップダウンメニューから「敬体(です・ます調)」、「常体(だ・である調)」、「自動」のいずれかを選択することで、訳文の語調を即座に切り替えることができます。
例えば、英文「The headquarter of DeepL is located in Cologne.」を日本語に翻訳する場合、ビジネスの場面では敬体を適用して「DeepL社の本社はケルンにあります。」と訳し、客観性が必要な場面では常体を適用して「DeepL社の本社はケルンにある。」と翻訳することができます。
DeepL翻訳は、現在31言語に対応しており、韓国語以外の言語でこの機能を利用することができます。韓国語についても順次対応予定です。
なお、敬体・常体機能を適用すると、以下の点が変化し、翻訳全体の語調が調整される可能性があります。
・動詞の語尾(常体の「だ・である」調、敬体の「です・ます」調)
・代名詞
・敬語の追加・削除
・名詞の接頭辞DeepL Proは、有料プランであり、文字数制限がなく、PDFなどのファイルの翻訳も可能です(ただし回数制限があります)。Starterプランの価格は1,200円です。